熊本ドイツゲームの会

ドイツゲームとは?

ドイツゲームとは?

アムレット

「熊本ドイツゲームの会」ではいわゆるドイツゲームを遊ぶ会なのですが、ドイツゲームとはいったいどのようなゲームなのでしょうか?

それは簡単に言うと、主にドイツなどのヨーロッパで普及しているボードゲーム・カードゲームなどのことです。コンピュータゲームではなく、ボードやカードを実際に使ったアナログなゲームです。

日本ではそのようなゲームは一般玩具店では非常に少なくなり、コンピュータゲームでばかり遊ぶようになっていたのですが、その間にヨーロッパではとんでもないゲームたちが現れてゲーム界を席巻していたのです。なにしろ、数十万個以上も売れるゲーム - 日本で言えばPlayStationで結構売れているゲーム並に売れているボードゲーム、カードゲームがざらにある(2001年ドイツゲーム大賞のカルカソンヌの売上約80万個は2001年のPS2ヒット作「鬼武者」とほぼ同じ)。しかも、毎年大量の傑作ゲームたちが世に姿を現しているのです(だいたい年1000個ぐらいの新作が発表されるようです)。

ゲーム名売上本数コメント
カタンの開拓者たち250万個ドイツゲームの定番
スコットランドヤード数100万個以上ドイツゲームのクラシック
アクワイア100万個以上30年以上の歴史
カルカソンヌ80万個2001年ドイツゲーム大賞
ヴィラパレッティ30万個2002年ドイツゲーム大賞

つまりドイツでは普通の人が日常的にボードゲーム、カードゲームを家族や友人たちと楽しんでいる、ということなのです。これは日本ではちょっと考えられないことです。

いったい、どのようなゲームなのか?と思うかもしれません。既存のゲームの分類では非常に分けにくいのですが、あえて分類するとファミリーゲームになると思います。しかし、日本のボードゲームによくありがちなすごろくをちょっと改造したようなだけのゲームとは全く違います。ゲームによってはかなりの複雑さを持つものもありますが、基本的にルールは簡単です。にもかかわらず、プレイヤーに考えさせる。プレイヤーに単純な選択肢しかない(あるいは運に任せる)ようなゲームとは違います。運の要素がありながらも考えさせるゲームが多いのです。要するに非常に奥が深いゲームたちなのです。また、種類がとても多いのも特徴です。

カタン

これらのゲームは現在日本では普通の人には全然知られていません。しかし、さまざまな人の手によって日本でも次第に普及しつつあります。例えば、テレビでもダウンタウン「ガキの使いやあらへんで」で遊ばれたり、乃木坂46の番組でも遊ばれたり、「放課後さいころ倶楽部」など、ボードゲームをテーマにした漫画・アニメまであります。また、最近ではカタンブロックスなど多数のゲームが日本語化されて発売されたりしています

熊本ドイツゲームの会ではそのようなドイツゲームを気軽に楽しめる会として2002年に発足しました。九州・熊本でのドイツゲームの普及を目標に定期的にゲーム会を行ったり、小学校などでのボランティア活動などを行っています。

ドイツゲームの特徴のページへ